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解答速報
- 2024年入試 国立病院機構(医療センター) A日程 解答速報
【英語】
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●英語●
全体的に出題形式や問題数に変化はなかったが、全ての問題で選択肢の数が昨年度より1つ減って4つになった。
第1問(文法・語法):時制、仮定法、不定詞、動名詞、分詞構文、関係詞、接続詞などの基本的な知識を問うものが多かった。
第2問(整序問題):日本文に合わせて語句を並べ替える問題。空所が5つで、そのうちの2か所が問われる形式は去年と同じであった。仮定法、比較、分詞等を用いる基本構文をしっかりと学習してきた受験生にとっては解きやすい問題であった。
第3問(会話の空所補充問題): 昨年度と同様、二人の会話の中に空所が1つずつ含まれるものが6題であった。難易度は昨年度と同程度で、会話の流れに着目して前後関係が把握できれば答えを選びやすいものだった。
第4問(長文読解問題):日本国内で開発された量子コンピュータに関する論説文が出題された。問題形式は昨年とほぼ同様で、適語の空所補充5問、意味の近い語を選択するものが3問、指示語の内容選択が2問、本文全体の内容一致問題が4問であった。課題文は語注が22個あり、受験生にとってはやや読みづらいものだったが、選択肢については選びやすいものが多かった。
【数学Ⅰ】
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●数学Ⅰ●
医療センター附属札幌看護学校では初めてのA日程の入試であった。大問数が3で、第1問が小問集合、第2問が2次関数、第3問が三角比、空所が全部で25というのは変わりがない。しかし、第1問はすべてが独立した問題であったので、実質的に問題量は増えている。「データの分析」からの出題は昨年は1問だったのが今年は2問に増えている。基本的な問題が多い中で、問題1問3、問12、問15、問題3問5など、考えにくい問題・気がつきにくい問題もあった。難易度は昨年のA日程に比べてに比べやや難だがB日程とは同程度であった。
【国 語】
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●国語●
~文章量・難易度ともに昨年のA日程から変化はなかった~
本文字数は第1問が約4200字、第2問が約5000字で、昨年のA日程とほぼ同じであった。総マーク数は29で、昨年よりも1題増えている。
第1問は現実の世界と過去の関係について論じた哲学的文章で、このタイプの文章に慣れていない受験生にとってはやや難しく感じられたかもしれない。ほとんどの正解選択肢は根拠が明確ではあるが、ただ傍線部の前後と選択肢を見比べるだけでは解くことが難しい問題も含まれている。論旨的思考力が問われる問題であった。
第2問は系外惑星の発見による、天文学における「地球中心」主義の崩壊について論じた文章で、第1問に比べ平易であった。問題も基礎レベルであり、第2問でどれだけ確実に得点できるかが合否を分けるものと思われる。